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ながさき大くんち展で展示された本石灰町の御朱印船(写真:運営者)

神清会

本石灰町 傘鉾・御朱印船(ごしゅいんせん)

奉納
2013年・2023年
奉納予定
2030年
@goshuinsen(本石灰町御朱印船根曳会の Instagram・別ウィンドウで開く)

御朱印船の紹介

諏訪神社の踊り場で回る御朱印船(2023年)(写真:運営者)
船回し(写真:運営者)
諏訪神社の長坂を下る御朱印船(写真:運営者)

思案橋の一角にある本石灰町の演し物は、朱印船貿易で活躍した長崎の豪商・荒木宗太郎が、安南(ベトナム)の王族の娘アニオーを妻に迎えて長崎へ帰ってくる場面を再現した御朱印船です。
全長約6メートル、重さ約5トンとされ、くんちの曳物でも最大級・最重量級。
18人の根曳が「ヤー」の掛け声で豪快に回します。
昭和45年(1970年)に本踊から替えて初めて奉納しました。
船の旗は、オランダ東インド会社の印を逆さにした「逆さVOC」です。

初奉納
昭和45年(1970年)・それまでは本踊
船の重さ
約5トン(くんちの曳物で最重量級)
船の大きさ
全長約6メートル・高さ約5メートル
根曳
18人
2023年の根曳
18人中16人が初参加
次の奉納
2030年(令和12年)

ここに注目

  • 子どもが演じる荒木宗太郎とアニオー
  • 約5トンの船を18人で回す豪快な船回しと、根曳の片肌脱ぎ
  • 華やかな「アニオー行列」
  • 逆さ VOC の旗
  • 千成瓢箪・朱印状・金札を飾った赤い傘鉾

町の歴史と町名の由来

本石灰町は、今は長崎随一の歓楽街・思案橋の一角です。
昔は港に面した町で、海外から運ばれた石灰(しっくい)の荷揚げ場があったことが町名の由来とされます。
町は御朱印船をこの港の歴史と重ねて奉納しています。

御朱印船とは、豊臣秀吉や徳川家康・秀忠が出した海外渡航の許可状「朱印状」を持って、東南アジアと交易した船のこと。
荒木宗太郎は自ら船を指揮した朱印船の船主で、安南の王の信頼を得て王族の娘を妻に迎えました。
宗太郎とアニオーの墓は、今も長崎の大音寺にあり、奉納の前に町の人たちがお参りするのが習わしです。

演し物のあらすじ・構成

宗太郎がアニオーを連れて長崎に入港する場面を描きます。
船の舳先には、子どもが演じる宗太郎とアニオーが並びます。
船とともに入ってくるのが、輿入れの行列を再現した「アニオー行列」です。
その華やかさは町中の評判になり、長崎では今も、豪華で長い行列を「アニオーさんの行列のごたる」と言います。

船の旗は、オランダ東インド会社の印「VOC」を上下逆さにしたもの。
東インド会社の船と見誤らせて航海の安全を図った、と伝わります。

見どころ・大技・掛け声

見せ場は船回しです。
囃子の子どもたちを乗せた約5トンの船を、18人の根曳が回します。
船は後ろが重く、回転の軸がぶれやすいため、全員が腰を同じ高さに落とすことが大切です。
「モッテコーイ」の声が続くと、根曳衆は片肌を脱いで応えます。

お囃子では、2013年から取り入れた「石灰囃子(しっくいばやし)」も聞きどころです。

傘鉾

垂れは鮮やかな赤。
荒木宗太郎が初めて秀吉から朱印状を受けたことにちなみ、飾りには秀吉の馬印「千成瓢箪」が大小一対で据えられています。
正面には朱印状、後ろには安南が出した交易の保証書「金札」が添えられています。

これまでの奉納(年ごとの話題)

本石灰町は昭和45年(1970年)、それまでの本踊にかわって御朱印船を初めて奉納しました。

2023年は、2020年の予定から3度の延期を経た10年ぶりの奉納でした。
根曳は18人中16人が初参加で、年齢の幅を16歳から45歳に広げ、小屋入り後は週5日の体力づくりを重ねました。
長采が掲げたテーマは「必笑」。
宗太郎とアニオーの役は延期の前から決まっていた子どもたちで、待つあいだに幼稚園児から小学3年生になりました。
アニオー行列には長崎に住むベトナムの人たちも加わりました。
根曳頭を務めたのは、このブログの運営者です(2013年に続く2度目の根曳)。

8日は雨で奉納踊が9日に延び、予定した庭先回りの一部はできませんでした。
この年の稽古と奉納は、NHKのドキュメンタリー「Dearにっぽん」でも取り上げられました。

本石灰町の写真

本石灰町の奉納の様子

YouTube の動画を、YouTube の埋め込みの機能で表示しています。

  • 船の重さは最重量級!華やかさと豪快な船回しで魅了する 本石灰町「御朱印船」~復活!長崎くんち奉納踊 #5

    NBC長崎放送(YouTube)

  • 「アニオー姫」の長崎入りを再現した演し物『御朱印船』 本石灰町が今年の奉納踊りで披露【長崎くんち】

    NBC長崎放送(YouTube)

  • 【KTN】本石灰町の御朱印船【長崎くんち2023~復活をつなぐ伝統と情熱~】

    KTNテレビ長崎(YouTube)

本石灰町の Instagram

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