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ながさき大くんち展(2022年)で展示された栄町の傘鉾(写真:運営者)

神清会

栄町 傘鉾・阿蘭陀万歳(おらんだまんざい)

奉納
2013年・2023年
奉納予定
2030年

阿蘭陀万歳の紹介

阿蘭陀万歳は、長崎に流れ着いたオランダ人の万歳と才蔵が、暮らしのために万歳を演じて回るうちに故郷を思い出す、という筋の日本舞踊です。
昭和8年(1933年)に東京で生まれた花柳流の創作で、くんちには戦後に登場しました。
栄町は昭和52年(1977年)から奉納し、2023年で7回目。
扇の万歳と鼓の才蔵のおどけたかけ合いに、唐子や町娘が加わり、和・華・蘭の入りまじる長崎を描きます。
2023年は万歳・才蔵を2組4人で踊りました。

阿蘭陀万歳の初演
昭和8年(1933年)・東京(花柳流)
くんちへの初登場
昭和26年(1951年)・新橋町
栄町の初奉納
昭和52年(1977年)
2023年の奉納
栄町として7回目
次の奉納
2030年(令和12年)

ここに注目

  • 万歳と才蔵のおどけたかけ合い
  • 唐子・町娘も加わる和華蘭の舞台
  • 所望踊の「長崎ぶらぶら節」
  • 貝合わせの傘鉾
  • 2023年は万歳・才蔵を4人で踊るダブルキャスト

町の歴史と阿蘭陀万歳の始まり

栄町は、昭和38年(1963年)の町名変更で生まれた町です。
眼鏡橋に近い市の中心部にあります。

阿蘭陀万歳は長崎生まれと思われがちですが、初演は昭和8年(1933年)、東京の花柳流の舞踊会でした。
翌年には長崎の博覧会でも披露され、戦後に画家・鈴木信太郎がこれを題材に絵を描いたことで全国に知られるようになりました。
くんちには昭和26年(1951年)、新橋町が初めて奉納しました。
今は栄町と新橋町の2町がこれを伝え、7年に2度見られる演し物になっています。

演し物のあらすじ・構成

シルクハットに洋装で扇を持つ「万歳」と、鼓を手にちょこまかと動く「才蔵」が主役です。
胡弓や三味線の軽やかな音色に乗って登場し、跳ねたり駆けたりのコミカルな動きで笑いを誘います。

冒頭では唐子に扮した町の子どもたちがかわいらしく踊り、着物姿の町娘も加わって、日本・中国・オランダの文化がまじり合う長崎の町を表します。
所望踊(アンコール)では「長崎ぶらぶら節」を踊ります。

見どころ

万歳と才蔵の息の合ったかけ合いと、脚を大きく回すような軽業めいた振りが見どころです。
にぎやかさの中に、ふと故郷を思う切なさがにじむのも、この踊りの味わいです。

傘鉾

紅葉と、貝合わせの蛤2組を飾った優美な傘鉾です。
4枚の貝には大和絵で四季の模様が描かれています。
大きく回すと房がきれいに広がり、そこが傘鉾持ちの腕の見せどころといわれます。

これまでの奉納(年ごとの話題)

栄町は毎回、演出に工夫を重ねてきました。
2006年は子どもが万歳・才蔵を演じる「子供万歳」。
町の子どもたちが踊りに加わるようになったのもこの年からです。
2013年は、それまで女性が演じてきた万歳・才蔵を、くんちで初めて男性が踊りました。

2023年は、花柳寿女香師匠と花柳太香寿郎師匠の指導で、万歳・才蔵を2組4人が演じるダブルキャストに挑戦しました。
鐘の音を聞いて故郷を思い出す「望郷」の場面も新しく加わりました。
延期の3年で唐子の年齢を過ぎた子のために「お姉さん唐子」の役を作り、唐子は3歳から16歳までに広がりました。
8日は雨で奉納踊が9日に延びましたが、栄町は浜町アーケードを中心に庭先回りを行いました。

栄町の写真

栄町の奉納の様子

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  • Wキャストや祖国への望郷など新演出に挑戦する栄町「阿蘭陀万歳」~復活!長崎くんち奉納踊 #2

    NBC長崎放送(YouTube)

  • 【KTN】栄町の阿蘭陀万歳【長崎くんち2023~復活をつなぐ伝統と情熱~】

    KTNテレビ長崎(YouTube)

  • 平成25年長崎くんち踊町紹介⑤ 栄町 阿蘭陀万歳 (平成18年の映像)

    NBC長崎放送(YouTube)