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写真:©Yokoo(許可を得て使用)

常磐会

諏訪町 傘鉾・龍踊(じゃおどり)

令和7年(2025年)の踊町を見る

奉納
2015年・2025年
奉納予定
2032年

龍踊の紹介

2025年の庭見せに飾られた龍(写真:運営者)
庭見せの龍頭の衣装と御花(2025年)(写真:運営者)

中島川沿いの町で、昔ここに諏訪神社が祀られていた場所の門前だったことが町名の由来と言われます。
諏訪町の龍踊は明治19年(1886年)に初めて奉納され、2025年で139年の歴史になりました。
諏訪神社の使いが白蛇だという言い伝えにちなむ白龍に、青龍、子どもが演じる子龍、さらに孫龍まで登場する大編成が特徴です。
龍の動きを止めずに担ぎ手が一斉に入れ替わる「棒交代」は町のお家芸。
龍踊は県の、白狐を刺繍した傘鉾の垂れは市の文化財に指定されています。

演し物
龍踊
初奉納
1886年(明治19年)
龍の顔ぶれ
青龍・白龍・子龍・孫龍
大龍の長さ
約20メートル
2025年の出演者
121人(裏方を含め200人超)
文化財(龍踊)
県指定無形民俗文化財(1964年)
文化財(傘鉾の垂れ)
市指定有形文化財(1974年)
保持団体
諏訪町龍踊保存会

ここに注目

  • 龍を止めずに龍方が一瞬で入れ替わる大技「棒交代」
  • 青龍・白龍に子龍・孫龍まで加わる大編成
  • 青龍と白龍がそろって舞う「双龍の舞」
  • 明治19年(1886年)から続く、県指定無形民俗文化財の龍踊
  • 湖を渡る白狐を長崎刺繍で表した、市の文化財の垂れ

町の歴史と龍踊の始まり

諏訪町は中島川沿いにあり、今の中通り商店街を含む地域です。
町名は、かつて諏訪神社が祀られていた場所の門前にあったことにちなむと伝えられています。

長崎の龍踊は、唐人屋敷の中国の人たちが旧暦正月の上元の祭りで踊っていたものが、本籠町に伝わったのが始まりとされます。
諏訪町が初めて龍踊を奉納したのは明治19年(1886年)。
諏訪神社の使いが白い蛇だという言い伝えが、この町の龍踊の土台になっています。

戦後、長崎くんちの復興に力を尽くした山下誠氏が新しい趣向を加え、龍の数が増えていきました。
昭和32年(1957年)に大龍が2体になって子龍が加わり、昭和54年(1979年)には白い子龍、昭和61年(1986年)には孫龍も登場して、今の大編成になりました。

演し物の構成

龍踊は、月に見立てた玉を龍が追いかける踊りです。
玉を見失った龍がとぐろを巻いて探す「ずぐら(玉隠し)」、走り疲れて休む「眠り」、玉を激しく追う「玉追い」、「小走り」、龍が自分の胴をくぐる「胴くぐり」などの場面で組み立てられています。
道中の囃子で3回目の銅鑼が鳴るのを合図に、龍が玉を見つけて踊り出します。

大龍の長さは約20メートル。
2025年の庭見せでは、青龍と白龍が胴を折り重ねた姿で飾られました。
同じ年の出演者は龍方や囃子、子龍を合わせて121人、裏方まで含めると200人を超えました。

見どころ・大技・掛け声

一番の見せ場は「棒交代」です。
黒い衣装の龍方から白い衣装の龍方へ、龍を止めないまま一瞬で入れ替わり、観客から大きな歓声が上がります。

子龍が元気に踊ったあと青龍と白龍が登場し、最後は2体がいっしょに舞う「双龍の舞」で締めくくります。
静かな場面と激しい場面の差がはっきりしていて、龍頭(じゃがしら)の振り方ひとつで龍の表情が変わるのも見どころです。
アンコールには「モッテコーイ」の声がかかります。

傘鉾

傘鉾の飾りは、諏訪神社の御紋と町名を記した梶の葉に、松と玉垣を合わせたものです。

宝は垂れで、緋色の塩瀬羽二重に、諏訪社、湖の氷の上を渡る白狐、氷の割れ目、稲妻が刺繍されています。
白狐の場面は浄瑠璃「本朝二十四孝」の八重垣姫の物語にちなむもので、長崎刺繍の代表作とされます。
昔は飾りに諏訪法性の兜を載せ、垂れもそれに合わせた図柄でした。
作られたのは寛政から文化年間(1789〜1818年)ごろと考えられ、昭和49年(1974年)に市の有形文化財に指定されました。

これまでの奉納(年ごとの話題)

2015年に続き、2025年はコロナ禍を挟んで10年ぶりの奉納でした。
諏訪神社の鎮座400年という節目の年で、諏訪町は前日の諏訪神社で二番町を務めました。

この年は龍方の約半数が新人で、経験を積んだ龍頭が後輩の指導に力を入れたことが報じられています。
4日の人数揃いを経て、本番では棒交代を決め、最後は双龍の舞で秋晴れの舞台を沸かせました。

諏訪町の奉納の様子

YouTube の動画を、YouTube の埋め込みの機能で表示しています。

  • 【長崎くんち2025|諏訪町】天かける青白龍 139年伝統の龍踊 大技“棒交代”

    NBC長崎放送(YouTube)

  • 青龍と白龍、子龍、孫龍の共演 諏訪町の龍踊【長崎くんち2025】

    KTNテレビ長崎(YouTube)

  • 平成27年長崎くんち踊町紹介② 諏訪町 龍踊 (平成20年の映像)

    NBC長崎放送(YouTube)