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ながさき大くんち展で展示された築町の御座船(写真:運営者)

昭平会

築町 傘鉾・御座船・本踊(ござぶね・ほんおどり)

令和9年(2027年)の踊町を見る

奉納
2017年
奉納予定
2027年

御座船・本踊の紹介

江戸時代、長崎港の警備は熊本の細川家が受け持ちました。
御座船は、細川家が長崎で造った海の警備船を表したものです。
船は昭和7年(1932年)の奉納のときに造ったものを、今も当時の姿のまま使っています。
渦潮に見立てた大技「鳴門」が最大の見せ場。
本踊も合わせて奉納し、傘鉾は町名の「築(つき)」にちなんで毎回「月」がテーマです。
兜鎧姿の家老を子どもが演じ、根曳18人が船を回します。
次の奉納は2027年です。

船の建造
昭和7年(1932年)
後輪の新調
平成元年(1989年)
芸能の構成
家老1人・長采振1人・添根曳4人・根曳18人
囃子方
大太鼓1人・〆太鼓2人・大鉦2人・小鉦2人
演し物
傘鉾・御座船・本踊
年番町
2024年(令和6年)

ここに注目

  • 渦潮を表す大技「鳴門」で桟敷ぎりぎりまで押し上げる
  • 昭和7年に造った船を今も当時の姿で使う
  • 兜鎧姿の家老が船長役
  • 「月」がテーマの傘鉾
  • 御座船と本踊を合わせて奉納

演し物のあらすじ・構成

御座船は、細川家の海上警備船を表す曳物です。
船の上段に兜と鎧をつけて座る家老(子どもが演じる)が船長、囃子方は警備の武士、根曳は舟子に見立てられています。

構成は、家老1人、長采振1人、添根曳4人、根曳18人。
囃子方は大太鼓1人、〆太鼓2人、大鉦2人、小鉦2人です。
屋根に龍をいただいた、きらびやかな船です。

築町は御座船のほかに本踊も奉納します。
運営は自治会の役員を中心に、自治会員と婦人会が担っています。

見どころ・大技「鳴門」

最大の見せ場は、渦潮を表す大技「鳴門」です。
踊り場の奥から船を1回転、2回転、3回転と勢いよく回しながら、桟敷席のぎりぎりまで押し上げます。
そして舳先を正面に向けて、ぴたりと止めます。
2017年には、さらに大きく回す「大鳴門」も披露されました。

3日間の奉納を終えた夜、提灯の明かりの中で町の人たちの拍手に迎えられる瞬間は、踊町だけが味わえるクライマックスだといいます。

船の歴史

今の御座船は、昭和7年(1932年)の奉納のときに造られました。
この年の築町は御座船と剣舞を奉納しています。
船は造ったときの姿のまま受け継がれ、後ろの車輪だけを平成元年(1989年)に新しくしました。

さらにさかのぼると、大正7年(1918年)には段尻(だんじり)で出た写真が残っています。

傘鉾

築町の傘鉾の飾りは、町名の「築(つき)」にちなんで「月」がテーマです。
奉納のたびに趣向を替えて作ります。
2017年は満月に松と白菊を合わせた飾りでした。
垂は、帝菊をあしらったつづれ織りで、日本画家・神坂雪佳の図案と伝わります(個人サイトの記録による)。

これまでの奉納(年ごとの話題)

2010年(平成22年)、2017年(平成29年)と御座船・本踊を奉納してきました。
2017年は諏訪神社・お旅所・八坂神社などで鳴門を披露し、市中の庭先回りも行いました。
2022年の「ながさき大くんち展」では、全踊町の演し物とともに御座船も出島メッセ長崎に並びました。

次の奉納は2027年(令和9年)です。
踊町は奉納の4年後に年番町を務め、その3年後にまた踊町になります。
2024年(令和6年)は、この組の町が年番町として神社の祭事やくんちの運営を支えました。
築町は2024年の年番町でした。

築町の写真

築町の奉納の様子

YouTube の動画を、YouTube の埋め込みの機能で表示しています。

  • 平成29年長崎くんち踊町⑤ 築町 御座船・本踊 (平成22年の映像)

    NBC長崎放送(YouTube)