本文へスキップ
ながさき大くんち展(2022年)で展示された小川町の唐子獅子(写真:運営者)

北斗会

小川町 傘鉾・唐子獅子踊(からこししおどり)

令和10年(2028年)の踊町を見る

奉納
2018年
奉納予定
2028年

唐子獅子踊の紹介

読みは「こがわまち」。
江戸時代からの踊町ですが、昭和8年を最後に奉納が途絶え、平成9年に64年ぶりに復活しました。
演し物は、市の東部・中尾地区に伝わる「中尾獅子浮立」と、町ゆかりの幼い子どもたちの「唐子踊」の二部構成です。
獅子浮立は市の無形民俗文化財で、平たい獅子頭や五色の蓑に異国の香りがあります。
2018年は復活後4回目の奉納で、同じ年、保存会は伝統文化ポーラ賞の地域賞にも選ばれました。
異国情緒と素朴さをあわせ持つ演し物です。

演し物
唐子獅子踊(中尾獅子浮立と唐子踊)
奉納の途絶
昭和8年が最後
復活
平成9年(64年ぶり)
傘鉾の新調
平成16年(71年ぶり)
文化財の指定
中尾獅子浮立:長崎市無形民俗文化財(昭和43年11月20日)
保持団体
中尾獅子浮立と唐子踊保存会(会員約50人)
受賞
伝統文化ポーラ賞 地域賞(平成30年度)
次の奉納
2028年(令和10年)

ここに注目

  • 64年ぶりの復活(平成9年)
  • 2人1組の獅子が肩車して立ち上がり反り返る大技
  • 酒盛りをして酔う唐子たちの愛らしい踊り
  • 鷺と、ろう引きの葦を飾った傘鉾(平成16年に71年ぶり新調)

町の歴史と奉納の復活

小川町は江戸時代から続く踊町です。
昭和8年には式見村の人たちの協力でコッコデショを出しましたが、これを最後に奉納が途絶えました。

平成9年、町の長年の願いがかない、64年ぶりに踊町へ戻ります。
このとき選んだのが、中尾地区の獅子浮立でした。
平成16年には、戦中・戦後の混乱で失われていた傘鉾を、71年ぶりに新しく作っています。

演し物のあらすじ・構成

演し物は「中尾獅子浮立保存会」の獅子浮立と、小川町ゆかりの子どもたちの唐子踊の二部構成です。

中尾獅子浮立は、長崎市東部の中尾地区に伝わる民俗芸能です。
浮立の鉦(かね)に享和2年(1802年)の銘があり、少なくともそれ以前から続いていたと考えられています。
唐子踊は、明治の中ごろに、くんちの西浜町の奉納踊から中尾へ伝わったものです。
中尾ではこの二つを合わせ、独自の芸能に仕立てました。
昭和43年に市の無形民俗文化財に指定されています。

保存会の会員は約50人で、笛・太鼓・鉦・月の輪・立道具・獅子・ササラ・笠踊などを分担し、それぞれに師匠がいます。
上演では、笛、太鼓、鉦、立道具、笠踊、ササラ、唐子踊、子獅子、月の輪、親獅子の順に入場します。
囃子は芸能ごとに別々です。

見どころ

獅子は2人1組で操ります。
頭から尻尾の先まで神経が通ったような動きで、ノミを取るしぐさなど、動物をよく見て作られた所作がリアルです。
2組の獅子が肩車で立ち上がり、体を大きく反らせる場面は見応えがあります。

唐子踊では、幼い唐子たちが酒盛りをして酔っ払い、体を揺らすしぐさが愛らしく、観客を和ませます。

傘鉾

平成16年に新しく作った傘鉾には長崎刺繍が施されています。
飾りは鷺(さぎ)と葦(あし)です。
葦は和紙で作り、ろうを染み込ませる「ろう引き」で仕上げているため、日に当たると少し光ります。

これまでの奉納

平成9年の復活から数えて、2018年は4回目の奉納でした。
同じ年度、「中尾獅子浮立と唐子踊保存会」は伝統文化ポーラ賞の地域賞を受けています。

中尾獅子浮立は今も毎年9月15日の中尾くんち(大山神社)で奉納されています。
小川町の次の出番は2028年(令和10年)の予定です。

小川町の写真

小川町の奉納の様子

YouTube の動画を、YouTube の埋め込みの機能で表示しています。

  • 【長崎くんち2018】 小川町・唐子獅子踊【踊町紹介】

    NCC長崎文化放送(YouTube)